今までありがとう。

正直、書くのを避けたい気もするけど、ちゃんと残して置きたい。

試写会を観る為に会場で並んでいた。電波が入らない場所に並んでいた。

友達にメールをするにも電波が入らず送信が出来ない。

なぜか、入ってきた１通のメール。　『大至急電話して』　いつもなら電波ないし後でしかしない。

電波１本もないのに、なぜか電話しないといけない気がした。

友達が亡くなったかもしれないという電話だった。　でも、まだここでは確実な情報ではなかった。

だけど、凄く嫌な気がした。　間違いであって欲しいと思った。　手が震えた。

連絡を待ってる時間が長くて長くて、共通の友達に電話をして待ったけど震えが止まらなかった。

連絡を待てなくて、試写会の会場を先に出た。　連絡があって間違いではないと････

それでも、信じられなかった。　それから、みんなで合流して彼女の家に向かった。

初めて会う彼女のお母さんとお兄さん。　彼女の祭壇が本当にあった。　現実だとわかった。

それからは、家族の人に声を掛けないといけないと思うけど、言葉よりも涙が出てきて何も言えなかった。

家族の人の話は、耳をふさぎたいくらい辛かった。　一番、聞きたくない事だった。

きっと、辛くて、苦しくて、悔しくて、信じられない気持ちだったんだろうなと思ったら涙が止まらなかった。

彼女のおかげで、たくさん友達が出来た。　仲良くなれた。　きっかけをくれた。

彼女のイメージは、とっても元気な子、良く動く子、頑張り屋さん、優しい子、友達の多い子。

おっちょこちょいの所もあったり、でも、人と人を繋ぐ子だった。

彼女のお兄さんが書いていた言葉、『美津穂　ありがとう・・・・・・・・・Ｓｅｅ　ｙｏｕ　ａｇａｉｎ』

Ｓｅｅ　ｙｏｕ　ａｇａｉｎ････････偶然でも、切なかった　･･･････････Ｓｅｅ　ｙｏｕ　ａｇａｉｎ

今度、彼女の大切にしていた物を整理しに行く。　家族の人達にｵﾈｶﾞｲされたよ。

とっても大事にしてた物達、大事に美津穂ちゃんの側に置くもの分けさせてもらうね。

前に聞いてたガラスケースの中の物、ちゃんと見える所に置いてもらえる様に頼むからね。

まだ、正直信じられないよ。　現実なんだと考えると凄く辛い。　涙が溢れてくる。

でも、すぐに信じられなくて実感がなくなるの。　受け入れるまで時間がかかるかもしれない。ごめんね。

私達が行った時、近くに居た気がする。みんなもそう言ってたよ。　

一番信じられないのは美津穂ちゃん自身なのかもしれないね。　違う場所に行ってしまったけど幸せになってね。

きっと、貴方なら友達たくさん出来ると思う。　本当に、ありがとう。　いっぱい、いっぱいありがとう。

もう、会えないと思うと淋しくて悲しいけど･････････。　

一番、言いたくない言葉だけど･･･････元気でね･･････今まで、ありがとう･････ばいばい･････。